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  児玉昌久(こだま まさひさ)
早稲田大学名誉教授。
心理学を専門とする。
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急に襲う強い尿意などは改善方法があります。過活動膀胱(OAB)は、膀胱のキャパシティ(許容量)と尿意をこらえることのできる時間との問題がからみあっています。

例えば、電車に乗っている間、トイレに行きたくなったらどうしようという不安が出てきますが、それを克服するためには膀胱の許容量をできるだけ大きくすることです。膀胱は、尿をためて広げる機会をもつほど拡張します。急な尿意を防ごうとすると頻繁にトイレに行くようになりますが、そうすると膀胱の拡張する機会が少なくなってしまいます。そこで普段、自宅にいるときはできるだけ我慢し、尿をためてからトイレに行くようにします。

また尿意を強く感じてしまった場合には、別のことに注意を向けることも有効です。尿意には周期性(波)があり、ピークを越えると意外におさまり、我慢できます。そのためには日頃から自分にあった注意のそらし方を見つけておくと良いでしょう。

例えば、ときには自分の脈拍を図り、脈拍の数に注意を向けることで尿意から注意をそらすことになりますし、昨日の記憶を思い返すというのも良いでしょう。

さらに有効なのは膀胱周囲の筋肉の活動を自分でうまくコントロールすることを覚えることです。 比較的やさしい方法としては、尿道や肛門の周囲の筋肉を意図的にひきしめ、その状態を5秒間、続けてみます。これを立っていても座っていても、ふと気が付いたときに繰り返すようにしますと尿もれを防ぐのに重要な筋肉である尿道括約筋が増強されていき、多少のことでは尿もれがなくなってきます。自信ができますとさらに不安がなくなってきますので、尿意の感じ方を緩和できるのです。
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