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REAL-CADとは?

冠動脈疾患とは?

 心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患(CAD)の治療には、カテーテル治療(PCI)および薬による治療が行われます。

 冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)は、心臓に血液を送っている血管(冠動脈)が「動脈硬化」により細くなったり詰まったりすることで、心臓の酸素が不足してしまう病気です。

 動脈硬化の形成には血中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が関与するため、冠動脈疾患の再発を予防するためにLDLコレステロールを減らす治療が行われます。

冠動脈疾患とは?

薬剤による治療

 このLDLコレステロールを減らす薬剤の代表として、スタチンとよばれる高コレステロール血症治療薬があります。スタチンは動脈硬化の進行を防ぐ効果があり、心筋梗塞や脳梗塞の予防や治療に有効であるとされています。

 最近ではLDLコレステロールを強力に低下させるタイプのスタチンが冠動脈疾患治療の主流となってきております。これらのスタチンは動脈硬化の進行をより効果的に予防できることが知られているためです。さらに、通常より高い用量のスタチンを服薬してLDLコレステロールを積極的に下げると、心筋梗塞や脳梗塞をより効果的に予防できることが海外の研究でわかってきました。

 しかしながら、日本人の冠動脈疾患患者に対しても高い用量のスタチンを用いてLDLコレステロールを積極的に低下させることが有効かどうかはまだよくわかっておらず、日本人での成績が求められています。

薬剤による治療

真のエビデンス『 REAL-CAD 』

 REAL-CADは、LDLコレステロールを強力に低下させるタイプのスタチンであるピタバスタチン(商品名:リバロ)による通常のコレステロール低下治療(1日1 mg)または強いコレステロール低下治療(1日4 mg)を行い、冠動脈疾患の再発予防にはどちらの治療が有効であるかを検討する試験です。

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参加いただく患者さんへ

 この試験は、将来の患者さんへのよりよい治療をめざすものです。試験に参加することは、今後の医療の発展に貢献していただくことになります。

 なお、試験にご参加いただいた場合は、専門医の診察や定期的な検査により健康状態を詳しくみていきますので、結果として試験に参加しない場合よりこまやかな診療をうけられることがあります。

 また、試験への参加に対し、希望される方には参加協力費をお支払いします。詳細は担当医師から配布される「説明文書・同意書」をご参照ください。

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